独身女性が考える住まいの名義は

アルツハイマー型認知症の父は、生まれ育った家と結婚してから現在まで住んでいる家の場所が違うものですから、昔のことほどよく覚えている病気であるために、今の住まいが自分の持ち家であることが理解できません。少し前までは昔の家の話をよくしていましたが、今いる場所が自分の家であるという認識はありましたので、認知症というのは急速に進行していくものだと痛感します。そんな父は怒ると決まって私たちに対し、家を出て行けと言ったものですが、家を出て行けとわが親から言われるのはかなりショックなものです。けれど、我が家の名義の半分は母が持っているため、母が、ここは私の家でもある、私がお腹を痛めて産んだ娘は出て行かさないと反撃してくれます。
そのやり取りを聞いていると、家の名義をどうするかは大事なことだと思えてきます。将来は私と双子の妹に両親から相続される遺産となりますが、その際、二人の平等な住まいとなるよう、名義は共同にするつもりです。そうすることでどちらかが先に逝ってしまった場合、自動的に所有者は共同名義だった人の単独名義に変わるそうですので、安心です。どちらか一方のものにするのもいいですが、夫婦といえども家の名義は共同にすべきなのではないかと思います。
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